[PR]血液型生年月日で運命診断:無料お試しも本格鑑定!
山 行 記 録
【平成17年1月3日(月)/吾妻連峰 天元台から西吾妻山】

西吾妻小屋と飯豊連峰
(西吾妻山山頂から)
【メンバー】単独
【山行形態】テレマークスキーによる山行、冬山装備、日帰り
【山域】吾妻連峰
【山名と標高】西吾妻山2,035 m
【天候】晴れ
【行程と参考コースタイム】
北望台(リフト終点)発9:50〜カモシカ展望台10:40〜梵天岩11:40〜西吾妻山12:30-40〜梵天岩13:15〜カモシカ展望台13:50〜北望台14:10〜駐車場15:00
【概要】
年末から降り続いていた雪もようやく一段落し、今日は久し振りに冬の晴れ間が広がった。移動性高気圧に覆われた県内はどの山も晴れそうであったが、前回、雪不足のため敗退していた西吾妻山へ10日ぶりに向かうことにした。登山届けを湯本駅に提出し、ゴンドラ、リフトと乗り継いでゆくと、こんな好天にもかかわらず北望台からはトレースがひとつもなく、入山者はまだ一人もいないようであった。朝方は平地でも氷点下9度まで冷えこんだが、山ではさらに風も加わるので、北望台では厳しいほどの体感温度である。凍える手でシールを貼り、新雪に踏み出して行くと、スキー靴がすっぽりと埋まった。しかし、先日の湯殿山の膝上ラッセルから比べればまだまだ楽な方だ。このぐらいならば一人でも何とかツアーはできそうであった。先日の吾妻では雪が少なくてヤブ漕ぎのようなシール登高だっただけに、今日の予想以上の積雪はうれしいばかりで、少々のラッセルなど少しも苦にはならなかった。
小1時間ほどすると樹林帯を抜けだし、ようやくカモシカ展望台に出た。雪が締まっていれば20分足らずで登れるところを、今日の深雪では倍以上かかっていることになる。カモシカ展望台からは、数え切れないほどの樹氷群に圧倒される。樹氷の厚みはまだまだ足りない気がしたが、それでも前回から見ればかなり成長しているようであった。北西の方角には真っ白い飯豊連峰が横たわり、さらに右手を見れば朝日連峰や月山、村山葉山と白い峰峰が連なっている。鳥海山は残念ながら雲に隠れて見えなかったが、今日の展望は文句の付けようがないくらいであった。鞍部からは梵天岩への登りとなる。振り返っても誰も追ってくるものは見あたらず、単独のラッセルが続いた。しかし、自分だけの踏跡が伸びてゆくのを見るのはうれしいものであった。
梵天岩までくると蔵王連峰の白い山並みが素晴らしい。全山が白い絵の具を塗りつぶしたように一点の染みもないほどの白さなのだ。梵天岩からはまっすぐ西吾妻山に向かった。東吾妻の山々は相変わらず黒々として、西吾妻周辺の白さとは対照的なコントラストを見せている。西吾妻への登りではまだまだ積雪が足りず、樹氷が行く先々で邪魔をして思うように進めず参った。これではまだ若女平を下るのは無理のようであった。急斜面が終わると、ほどなくなだらかな山頂部に到達する。標識は雪に埋もれてどこが山頂かよくわからないが、一番高い地点を山頂に決めて一息をつく。西吾妻山山頂に立つのは久し振りであった。夏ならば樹林帯の中で何も見えない山頂だが、今の時期はどこでも自由なので達成感や開放感がまるで違うのだ。少し西側に下ると西吾妻小屋と飯豊連峰が眼に飛び込んできた。小屋の周りにもトレースは全く見あたらず、今日は西大巓からのツアーもいないようであった。
西吾妻山山頂では薄雲が広がり始め、強烈な風が吹き荒れていた。とても休憩するような気分にはなれず、早々にシールをはずすと、樹氷群を縫って山頂の東側にでた。この無木立の斜面は今回のツアーコースでは一番の斜面だろうか。柔らかい深雪をひと滑りすると、あまりの快適さに、ラッセルの疲れがいっぺんで消えて行くようであった。下りきった所からは再びシールを貼って梵天岩に登り返す。梵天岩からの滑り出しの斜面も、距離こそ短いものの木立が無く、テレマークスキーには楽しめる斜面である。樹氷の間を縫うように滑ってゆき、斜度が弛んだところからは自分のトレースをたどり、大凹の鞍部からは今日最後のシール登高となる。カモシカ展望台から樹林帯の中を滑って行くとゲレンデはもうまもなくであった。北望台からはゲレンデ内を一気に下ってゆき、天元台からは湯ノ平コースを経由して湯本駅に戻った。結局、今日の山スキーは私一人だけであり、西吾妻山で一人テレマークスキーに戯れ、西吾妻山を独り占めした一日であった。

西吾妻山から東斜面を滑る